あのミュージカルは良い
レ・ミゼラブル
《レ・ミッズ》、《レ・ミ》と、愛着をこめて呼ばれるアンサンブル・ミュージカルの傑作。
ヴィクトル・ユーゴーの長編小説を三時間一五分にまとめたポップ・オペラで、人物たちの愛情と対立をしっかりと描き込んだ壮大な物語だ。
音楽は心の琴線に触れる名曲揃い。
視覚的にも「バリケードの戦い」など強烈な印象を与えるシーンが連続し、廻り舞台を使っての展開も画期的だった。
もともとはフランスで80年に生まれ、その録音を聴いた敏腕プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュが、当時ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの演出家であったトレヴァー・ナンとジョン・ケアードと
共に練り直し、ロンドンで新たに初演、その後、ニューヨーク、日本を初めとする30ヵ国弱で上演されるまでになった。