あのミュージカルは良い・・・4
レ・ミゼラブル
装置で印象的なのは、やはり学生蜂起の場面で舞台上に登場する巨大なバリケードだろう。
装置家は、「建築物のようなセットを創れる人」ということで決まった、《キャッツ》のジョン・ネピア。
彼はバリケードを、学生たちが集めてきたらしい椅子や酒樽などのがらくたで築くことにした。
しかも、分離でき、吊り上げられ、回転もする。
これがどれだけインパクトを与えたかは、後にアメリカで制作された《クレイジー・フォー・ユー》で、バリケードを茶化したシーンが登場することでも明らか。
また、このバリケードでは25名ほどが激しく登り下りするため、メインテナンスも大変だ。
東京ではレパートリー公演であるのに、初演から12年ですでに2回ほどまったく作り変えたのと同じ程度の補修を施しているそうだ。