表面化する内政課題
憲法の修正のためには国民大会代表の5分の1の提案、3分の2の出席、4分の3の賛成が必要となります。
しかし与野党どちらの勢力にもその力はありません。
89年の立法院選挙での得票率を見ると国民党は54パーセント、民進党は25パーセントでした。
民進党が4分の1の勢力を確保するかぎり、国民党側の憲法修正提案は通過しないのです。
そして憲法の修正は今回の国民大会が最後となり、今回の決定が半永久的なものに終わるのではないか、早くもそんな見方も出ています。
鐵乱時期終結後の台湾の政治課題は、このほかにも山積しています。
台湾にはいま「動員戯乱時期」という名前を冠した法律、条令が140余りにも上ります。
選挙法や政党法、出入国管理令など、すべて裁乱時期という規定の下に特別な法律につくり替えられてきました。
裁乱時期が終わったいま、これらの法律を正常な状態に戻さなければなりません。
こうした法律改正は今後立法院で審議されることになっていますが、与野党の立場からは鋭く主張が対立する問題も多く、新たな政治対立の舞台となりかねない要素も残しています。